2024年から、NISAの仕組みが大きく変わります。
変更点は、大まかに次の2つです。
- NISA、つみたてNISAそれぞれの制度利用期間が5年伸びる
- NISA口座でも、年間20万円分はつみたてNISAと同じ投資商品(投資信託やETF)に投資しなければならない
この2つの変更の理由は、本来の目的である、
長期、分散、つみたて投資による資産形成を促進するためです。
この記事では2024年からの、2つの変更点についてご紹介します。
Contents
10秒でわかる、NISAとつみたてNSIAの変更点


NISA、つみたてNISA、ともに新規拠出期間が5年ずつ伸びます。
また、NISAは二階建て構造になります。二階部分を利用するには、
年20万円分をつみたてNISAと同じ商品に投資する一階部分が必須になるのです。
変更点その1、NISAとつみたてNISAの利用期間が5年ずつ伸びる
NISA、つみたてNISA、それぞれの新規拠出の期限が5年ずつ伸びます。
NISAは、2023年までだったのが、2028年に伸び、
つみたてNISAは、2037年までだったのが、2042年に伸びます。
新規拠出の期限というのは、新たにお金を投資できる期限のことです。
これは非課税期間のことではありません。
例えば、NISAの場合、2028年の末まで投資が可能で、(新規拠出の期限)
そこから最大5年間(2033年まで)の非課税期間があります。
つまり、新たに投資できる期限のことを、新規拠出の期限と言います。
この新規拠出の期限が、NISAは2028年まで、
つみたてNISAは2042年まで伸びるのです。
まとめ

変更その2、NISAでも年20万円分は、つみたてNISAと同じ商品に投資しなければならない
この変更に関わるのは、NISA口座のみで、つみたてNISA口座には変更はありません。
この変更によって、NISA口座が二階建て構造になります。

新NISAでは、2階部分を使用するには、1階部分をフルで使用する必要があります。
1階部分は、年間20万円分をつみたてNISAと同じ商品(株式投資信託かETFのつみたて商品)に投資します。
1階部分がフル活用されたら、ようやく2階部分に投資できるのです。
2階部分では、これまでのNISAと同じように株式や投資信託、REITなどに投資ができます。
しかし、高リスクの金融商品には投資はできません。
まとめ
2024年から、NISAとつみたてNISAに二つの変更が加えられました。
- NISA、つみたてNISAそれぞれの制度利用期間が5年伸びる
- NISA口座でも、年間20万円分はつみたてNISAと同じ投資商品(投資信託やETF)に投資しなければならない

変更の理由は、
長期、つみたて、分散による、資産運用を促進するためです。
NISA口座であっても、長期、分散、つみたて、投資を意識して、
資産を形成していきましょう。